スポーツトレーナー

トレーナーの地位を上げる? 〜形だけでなく、信頼と尊敬の念を持たれる本物のトレーナーになるべき〜

トレーナーの地位を上げる?

(古い記事の転載です。)

どこの球団のトレーナーも、またアマチュアのトレーナーも自分たちの地位を上げるにはどうするかということを考えてはいると思う。しかし、現状として、表向きには権限を与えるなど言われているにも関わらず、さほど地位など上がっているようには見えない。各個人が必死に勉強し、実践を経験してきても、トレーナーはトレーナーだと下目に見られていることには変わりはないように思える。すべてを知っているわけではないが、トレーナーの働きをメディアが取り上げていないということは、トレーナーに存在感がないということ。メディアが取り上げるのは、いたってどこかの大学の教授とか、科学的なんたらとかの研究者とか、そういう類の人たちばかりで、選手たちがダシに使われて名前を出すというようなことばかりに思われる。現状は、ただ使われるだけ・・・という立場にあり、地位など上がるはずもない。

トレーナーは、選手と監督、コーチとのパイプ役と言われる。この中間的立場が地位を上げることができない理由のひとつだろう。どれだけ権限を与えられていても、トレーナーは現場では選手より下であり、監督、コーチはあまり聞く耳を持たない。それだけ、トレーナーの質が落ちているということになる。多くのトレーナーは経験があるだろう・・・名前の呼び捨てや、名前すら呼ばれず「おいっ」など、またニックネームで呼ばれたりとか・・・何故?「先生」と呼ばれない????

私は、21年間、「先生」と呼ばれてきた。それだけに、誇りとプライドがある。

技術だけでは、「先生」にはなれない。監督、コーチ、選手やスタッフからの信頼と尊敬の念がなければ、「先生」とは呼ばれない。
つまり、人間性である。

選手と飲みに行くようなトレーナーも多いだろう。時にはそういう状況もあるかもしれないが、個人での付き合いは止めなさい。それが地位を上げることのできない罠である。私は、21年間で選手と飲みに行ったのは、ただの一度だけです。それは、嬉しいことがあり、どうしても一緒に祝ってほしいということで、了承したものです。付き合いが悪いとか・・・悪くて結構!・・・そういうことではなく選手たちの世界とは違うんです。その認識がなければトレーナーは止めなさい。

正しい判断をするには、選手との関係が邪魔になります。監督やコーチとも個人的な付き合いがあると、選手はまたスパイされるとか、チクられるとか勘ぐるものです。だから、一切の関係を断ち、威厳を持って意見できる立場を守らなければなりません。それで、「正しい判断」を導きだし、威厳を保てるのです。プロとして徹しなければなりません。

このことは、父(矢作義孝)、故 根本陸夫ダイエーホークス社長、須藤豊元巨人軍二軍監督から仕込まれました。また多くの選手たち(現在は監督、コーチ、解説者)にも学びました。感謝しております。

トレーナーの地位を上げるというのは、
人間性が一番大事であり、そして学ぶこと。

「先生」と呼ばれるトレーナーが多くなれば、自ずと地位は上がるでしょう。球団や企業は見ていないようで、ちゃんと評価しているのです。

矢作治療院

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